ドキュメンテーション

予約スケジュールの統合

SuperSaaSで作成したリソースタイプスケジュールは統合、連携することが可能です。 定員制スケジュールにおいては異なるスケジュール間の統合、連携機能はありません。

サービススケジュールはリソーススケジュールを利用可能

SuperSaaSの3つの異なるスケジュールタイプにおいて、サービスタイプのみが統合機能を利用可能であり、統合対象はリソースタイプスケジュールに限られ、定員制スケジュールにおいては異なるスケジュール間の統合機能はありません。(デメリットとしてこの機能には、繰り返しの予約やサービススケジュールで予約時間の可変型の予約を作成できないというトレードオフがあります。)

1回の予約に複数のリソースが必要

多くの場合、サービスは1つ以上のリソースが利用可能であること要求します。 たとえば、マッサージでは、リソースとしてセラピストが必要であり、また、 プロジェクターを備えた会議室のサービスでは、会議室とプロジェクターが各1つずつ必要です。 サービスタイプスケジュールは、異なるリソーススケジュールを横断して必要なリソースの空き状況を確認し、予約が可能となります。 サービスタイプスケジュールの設定前にリソーススケジュールを一つ以上作成する必要があります。 詳細はこちらチュートリアル

すべてのリソースを単一のリソーススケジュールへ、または別々のスケジュールに配置することも可能です。

統合予約スケジュール
1回の予約に複数のリソースが必要

単一のエンティティとして提示されるプールされたリソース

ユーザが多数の類似リソースから選択できるようにすることは、不便、または望ましくない場合があります。たとえば、面接担当者のリストから候補者に選択させるのではなく、利用可能な最初の候補者を割り当てたり、ランダムに割り当てたりすることができます。

複数リソースを持つリソーススケジュールにサービススケジュールが接続されている場合は« Any of … »リソースのオプションが表示されます。 スケジュールを超えたリソースの統合は、orボタンより設定可能です。 サービススケジュールの設定 > サービスページにおいて、複数リソースが利用可能な場合:では、ユーザーがリソースを選択、またはランダムにリソースを選択、そしてスケジュールにリストされている順序で最初のリソースを利用できるようにするなどのオプション設定が可能です。

一つのスケジュールへ統合
複数のリソースを単一のエンティティとして提示

前述のように、プールされたリソースと複数のリソースを1つの予約に組み合わせることもできます。たとえば、5台の自転車と1人のガイドが必要なツアーをグループで予約する場合、どのガイドがどの自転車でも、プールからどの自転車が選ばれてもかまいません。 « Any of … »オプションを何回か選択します。

単一のリソースを複数のエンティティとして表示

リソースの総数がオーバーブッキングされないようにしながら、異なる顧客に異なるスケジュールを提示したい場合もあるでしょう。 例としては、複数の場所で作業し、各場所に合わせたスケジュールを提供したいコンサルタントが挙げられます。それぞれの場所で、異なる価格、異なるサービス、異なる営業時間を設定できます。

このケースでは、基準となるリソーススケジュールを作成してから、同じリソーススケジュールに接続する1つ以上のサービススケジュールを作成します。 ユーザグループを定義して、あるスケジュールを対象としたユーザが別のスケジュールにならないようにすることができます。詳細はこちらユーザーグループを参照

単一リソースを複数スケジュールに表示
単一リソースを複数スケジュールに表示

スケジュールを単一画面にまとめる

スケジュールを組み合わせると解決策が得られるという点で、単一のスケジュールの設定よりも柔軟性が必要になる場合があります。例として、平日とは異なるバッファータイムを週末に設定したい場合、または、金曜日にはユーザーあたりの予約の制限数を変更して、より多くの予約を促したい場合など

この場合、2つまたはそれ以上のリソースタイプスケジュールを作成し、それらを"平日"と"週末"に分け、それぞれに異なる制約を適用します。その後、サービスタイプスケジュールを作成し、 “平日” 、 or "週末"に依存するサービスを定義します。スケジュールの相互作用の詳細については、次のセクションを参照してください。

スケジュールの統合
スケジュールを単一画面に表示

スケジュールの相互作用

システムが可用性をチェックするとき、要求されたリソースのいずれかに競合する予定があるかどうかが考慮されます。ただし、設定できるスケジューリング制約は他にも多数あります。:
  • 営業時間
  • 休日などの特別な日
  • 予約受付開始期間
  • 期間ごとまたは合計で予定を制限する
  • 同期されたGoogleまたはOutlookのカレンダーが利用可能であることを確認

期間は、サービスが依存する各リソースの制約を含む、これらすべての制約に準拠している場合にのみ使用できます。 たとえば、スケジュールAが9:00と10:00に利用可能で、スケジュールBが10:00と11:00に利用可能である場合、スケジュールA or スケジュールBの両方に依存するサービスは、10:00にのみ利用可能です。 サービスがスケジュールA or スケジュールBに依存している場合は、9:00、10:00、11:00に利用可能になります。

各スケジュールの営業時間タブの下部には、可用性情報の適用方法を決定するセクションと、管理者がスケジュールのすべての時間制約を無視できるようにするチェックボックスがあります。そこで制約をオフにすると、依存するサービスでも制約は無視されます。

スケジュールのその他すべての設定は、その特定のスケジュールで行われた予約にのみ適用されます。ユーザーが予約を行なったスケジュールの定義に基づいて、自動リマインダーメールが送信されます。また、予約が行われたスケジュールの価格と決済設定のみが適用されます。

各スケジュールの設定 > プロセスページにおいて、サービススケジュールでは、予約が連携されたスケジュールにおいて通知及びWebhooksのトリガーとなるかどうか指定できます。予約が複数のスケジュールに影響を与える場合、1つの追加電子メールが影響を受ける各スケジュールに送信され、又影響を受ける各リソースに1つのWebhookが送信されます。したがって、Bike 1、Bike 2、Bike 3を予約対象とする旅行の予約では、旅行のスケジュールでメールとWebhookをトリガーし、次にバイクのスケジュールでさらに1つのメールと3つのWebhookをトリガーできます。

サービススケジュールの変更により、予定が1つのスケジュールから別のスケジュールに移動した場合、新しいスケジュールに対して1つの更新イベントのみが送信されます。リソースが削除されたスケジュールでは、電子メールまたはWebhookはトリガーされません。

スケジュールの他のすべての設定は、その特定のスケジュールで行われた予約にのみ適用されます、例として、ユーザーが予約を作成したスケジュールの確認設定で定義されているように、1つの電子メールリマインダーのみが送信されます。また、予約が行われたスケジュールには、価格と支払いの設定のみが適用されます。