決済プロバイダの設定
SuperSaaSは予約時やショップでの購入の支払いを処理するために、いくつかの決済プロバイダをサポートしています。
デフォルトでは、決済プロパイダーとしてPayPalが使用され、特別な設定なく簡単に利用開始できます。管理者のメールアドレスと、PayPalビジネスアカウントが同じであることを前提としています。
以下の手順に従って、必要に応じて、他の決済プロパイダーを追加し、PayPalを削除できますが、簡単に設定可能なPayPalと比較して、高い技術力が必要なため、自己設定、解決出来る方のみ利用推奨します。
Payment Gatewayサービスの利用は、そのサービスを十分に理解した上で用いるように願います。
このページのマニュアルは技術者向けであり、外部システムとの連携などが必要となる為、SuperSaaSではサポート対象外となります。必ずリスクを十分に理解した上で、設定をお試し下さい。
- PayPalのPayment gatewayを変更
- Payment gateway「Stripe」を設定
- Payment gateway「Mollie」を設定
- Payment gateway「Square」を設定
- Payment gateway「ePay」を設定
- Payment gateway「PayU」を設定
- Payment gateway「Paystack」を設定
- Custom payment gatewayを設定
デフォルトのPayPalゲートウェイを変更
PayPalのゲートウェイはデフォルトで有効になっています。
別のゲートウェイを使用する場合は、デフォルトのPayPalゲートウェイをオフにすることをお勧めします。これを行うには、ゲートウェイフォームのPayPalの下にあるチェックボックスをオフにします。
デフォルトではシステム管理者のメールアドレスとPayPalアカウントが同じであることを前提としています。PayPalの電子メールフィールドに表示される電子メール アドレスを更新することで、別の PayPalアカウントを使用するようにシステムに指示できます。
複数のゲートウェイを有効にすると、ユーザーが選択することができます。
Payment gateway 「Stripe」を設定

Stripeに関する詳細はStripe support pageで確認ください。
Stripeは100以上の通貨をサポートし、登録国では顧客にStripeを通して課金設定が可能です。
現時点では、Stripeインターフェースは、クレジットカード、Google Pay、Alipay、Sofort、giropay、Bancontact、EPS、Przelewy24、およびiDEALの支払い方法をサポートしています。Stripeは"支払い設定"にて設定した通貨での課金が可能です。
StripeをSuperSaaSアカウントで開始する場合、"API keys"セクションにてrequired keysを確認します。
- 新規"Restricted key"を作成し、"PaymentIntents"リソースに対する、"write"権限を付与します。
- "Publishable key"及び新規"Restricted key"をコピー
- 次に、左側のテストデータの表示スイッチを切り替え、これらの手順を繰り返し、"Restricted"と"Publishable"テストキーを取得します。これらのテストキーは実際の送金なしで支払いをシミュレートするために使用され、ライブキーは顧客に請求するために使用されます。
- Stripeチェックボックスを選択してフィールドに入力することにより、支払い設定画面でこれら4つのキーをSuperSaaSアカウントに追加します。

StripeからSuperSaaSへのwebhookをセットアップ (オプション)
ユーザーが支払いを完了した後すぐにブラウザウィンドウを閉じると、ブラウザからサーバーへの通知が未達になる可能性があります。 これは、iDEAL支払い方法など、ユーザーを銀行のWebサイトにリダイレクトする支払い方法で発生する可能性が最も高くなります。 このような支払い方法を使用する場合は、Webhookを設定することをお勧めします。これにより、ブラウザウィンドウが途中で閉じられた場合でも、Stripeのサーバーから確実に連絡が取れるようになります。
- Stripeダッシュボードの“Webhooks”セクションにて、‘Add an endpoint’をクリック
- ‘Endpoint URL’にて、下記を入力
https://www.supersaas.com/payment/stripe_webhook
- 次に、‘Select events’ ボタンを選択し、次を選択: Payment Intent →
payment_intent.canceled, payment_intent.payment_failed, payment_intent.succeeded
- 必要に応じて、Charge →
charge.refunded
イベントを追加して、支払いが払い戻された場合にシステムが自動的に予定をキャンセルできるようにします。 - ‘Add events’をクリックしてイベントセレクターを閉じ、‘Add endpoint’ をクリックしてWebhookの詳細を保存します。
- Stripeは、"live mode"と"test mode",のWebhookを別々に保存します。追加する必要があるのは、"live mode"の場合のみです。
「支払い設定」で「テストモード」に切り替えることで、Stripeをテストすることが可能です。
「テストモード」に設定すると、現在設定されているすべての支払いプロバイダの支払い処理が「テストモード」となりますのでご注意ください。
最初のテスト支払いが成功したら、「テストモード」でStripeダッシュボードを参照できます。
支払いセクションで、支払いの確認ができましたら、テストモードをオフに切り替えてライブモードにし、実際にStripeの使用を開始することができます。
クレジットカードおよび/またはその他の支払い方法
デフォルトでは、クレジットカード支払いのオプションのみが有効になっています。
Stripeを介して他の支払いオプションを使用する場合は、適切なチェックボックスを選択し、オプションでクレジットカードを無効にすることで使用できます。
ほとんどの支払いオプションは、新しい"Intents"オプションが選択されている場合にのみ機能し、従来のインターフェースでは使用できないことに注意してください。
また、Stripeアカウント内で目的の支払い方法を有効にするを確認してください。
Legacy version
SuperSaaSはStripeの古いバージョンを利用する事も可能にしていますが、v1-legacy versionであり、 European PSD2に適合していないので、new v2 versionの利用を推奨します。Legacy versionの"Restricted"Stripe keyは"PaymentIntents"resourceの代わりに、“Charges” resourceでの"write"permissionを要求します。
Secret key
“Restricted” Stripe keyの代わりに"Secret" keyを提供する事も可能ですが、このキーはStripeアカウントへのフルアクセスを提供するため、“Restricted” keyよりセキュリティに劣る点に注意が必要です。
Payment gateway「Mollie」を設定

Mollie 欧州にフォーカスした決済プロパイダーであり、European SOFORT payment system、及び the Dutch iDEAL system、the Belgian Mister Cash systemを介して料金を徴収可能です。
また、顧客が後で支払うことができるサービスである"Klarna Pay Later"を使用するオプションも提供します。
Mollieアカウントをお持ちの場合は、支払い設定画面APIキーを使用してSuperSaaSアカウントに接続できます。
これらのキーは、Mollieアカウントの“Developers”の下にある“API keys”に“Live and Test API keys”と表示されます。
Mollieはインラインフレーム内では動作しません。
したがって、チェックアウトページに入ると、システムはページがiframe内にあるかどうかを検出します。その場合は、フレームからエスケープし、Mollieボタンのクリックが機能するようにします。

Payment gateway「Square」を設定
Squareは、米国、カナダ、日本、オーストラリア、英国などでのクレジットカード支払いに対応したプロバイダーです。
Squareに関する詳細はSquareサポートを参照ください。
現在のところ、今後Square連携に関する公式ドキュメントやサポートの提供を開始する時期は全く未定のため、ご理解頂ける場合のみ活用を検討下さい。
設定に関して
そのため、SuperSaaSアカウントの通貨設定をSquareの通貨と合わせる必要があります。
SuperSaaS側の通貨設定は管理メニューの「支払い設定」で確認できます。
APIキーの取得
SuperSaaSでSquareをセットアップするには、6つのキーが必要になります。 ライブ決済には、“Application ID”、"Personal Access Token"と"Location ID"、そして、そのテスト用のサンドボックスキーである、“Application ID”、"Personal Access Token"と“Location ID”です。これらのキーは下記でアクセス可能です。:
- Square developer dashboardへログイン
- プラス記号をクリックして新しいアプリケーションを作成し、わかりやすい名前を付けます。(e.g. “SuperSaaS”)
- 作成したアプリケーションで"開く"をクリックします。"Sandbox Application ID"と"Sandbox Access token"が表示されます。
- 2つのプロダクションキーを見つけるには、ページ上部のスイッチを"Production Settings"に切り替える必要があります。
- ロケーションIDを見つけるには、左側のメニューの“Locations”をクリックします。これにより、サンドボックスのロケーションIDがわかります。
- ページの上部にあるスイッチを切り替えて、Production environmentのLocation IDを見つけます。
SuperSaaSにキーを追加
Squareチェックボックスを選択してフォームに入力し、6つのキーすべてをSuperSaaSアカウントに追加します。:
テストモード
Squareをテストする場合、SuperSaaS管理メニューの支払い設定で「テストモード」にチェックを入れてください。
「テストモード」をオンにすると、現在設定されているすべての決済プロバイダーが「テストモード」に切り替わります。
テストによる支払い処理は、Square Developer Dashboard「Default Test Account」にて、支払いが完了したかどうかを確認できます。
支払いがトランザクションセクションにリストされている場合は、テストモードをオフに切り替えて、ライブモードでSquareの使用を開始できます。
Payment gateway 「ePay」を設定

デンマーク語での解説はこちらDanish versionへ
以前のePayである、Bamboraは、Dankort を含むさまざまな支払い方法をサポートするデンマークの支払いプロバイダーです。ePayアカウントをお持ちの場合は、ePayチェックボックスを選択してフィールドに入力することで、ePay ゲートウェイを有効にできます。
さらに、ePay管理者設定でスケジュールのドメインを追加する必要があります。 ドメインが登録されていない場合は、エラー メッセージが表示されます。 設定先:“Settings” → “Payment system” → “Domains created for relay-script”.
SuperSaaSをカスタムドメインで使用していない場合は単純に"supersaas.dk" と入力。
カスタムドメインを使用している場合は、ここにカスタムドメインを入力する必要があります。
更に、予約完了後にリダイレクトを設定している場合は、そのページのドメインも同様にePay’sシステムに設定します。
複数のドメインを追加するには、ePayサポートに連絡する必要があります。
ただし、それらのシステムは、登録されたドメインのサブドメインからの要求を受け入れます。したがって、カスタムドメインを使用する場合の解決策は、独自のドメインのトップレベルをePayに登録し、SuperSaaSスケジュールにサブドメインを使用することです。
MD5 secret keyを有効にする
Secret keyを使用してアカウントにMD5ハッシュチェックを有効にすることを推奨します。
Secret keyが存在しない場合、ハッカーによる偽装操作などの恐れがあります。
設定したSecret keysの文字列が一致しない場合、 たとえ支払い処理が成立しても"Fraud check failed"とメッセージされます。
ポイントショップでのePay利用の制限
ポイントを利用している場合、 "Settings for the payment system"の "Unique orderID"を"Not using Unique orderID"に切り替える必要があります。
プロダクトIDは、注文IDとして使用されているので、ユニークIDのまま使用した場合、商品は1つづつしか販売できません。
ePay利用時は顧客自身で数量を入力することはできません。
高度なePay設定
複数の目的のために同じePayアカウントを使用する場合は、ロゴなどの独自のカスタマイズ可能な、個別の"window"を作成したい場合も想定されます。
“instant capture” をオンにすると、承認ステップの直後に支払いが自動的にキャプチャされます。
window IDを設定するには、MD5を有効にする必要があり、instant captureを有効にするには、 window IDが存在する必要があることに注意してください。
window IDが不明の場合は、単に「1」とすることができます。
Payment gateway PayUを設定

PayUはPolandとCzech Republicの決済プロパイダーです。PayUアカウントをお持ちであれば、PayUチェックボックスを選択して詳細を入力することで、ゲートウェイを有効にすることができます。
PayUアカウント登録時に割り当てられたPOS IDをを入力します。
2番目のキーフィールドに、PayUアカウントの実際の 2 番目のキーを入力します。
最後に、PayUで使用している通貨の3文字の通貨コードを入力する必要があります。 SuperSaaSの支払い設定とPayUで利用する通貨を等しく設定します。
テストモード
実際の支払いを行わずにPayUをテストするために、追加のPOS ID、“second_key”、およびPayUサンドボックスアカウントの通貨を提供できます。 (PayU sandbox accountsの詳細). 次に、"ゲートウェイ設定"セクションの"支払い設定"画面で、"テストモード’をオンにします。
"テストモード’ をオンにすると、現在設定されているすべての支払いプロバイダーが"テストモード’ に切り替わります。 テストモードでPayUと取引がが成功すると、PayU Sandbox アカウントの"Online Payments" → “Transactions” → "List of transactions"で見つけられるでしょう。 すべてが正常に機能している場合は、SuperSaaSのテストモードをオフにすることができます。
Payment gateway Paystackを追加

Paystackはアフリカで運営されている決済プロバイダーです。Paystackアカウントをお持ちの場合は、ゲートウェイを有効にできます:
Paystack ダッシュボード内の設定エリアにあるLive Secret Keyを配置する必要があります。 SuperSaaSの支払い設定画面で設定されている通貨が、Paystackアカウントの通貨と同じであることを確認してください。
テストモード
実際の支払いを行わずにPaystackゲートウェイをテストするために、追加のテストシークレットキーを提供できます。 詳細はこちらPaystack Sandbox and Live keys). 次に、ゲートウェイ設定セクションにて、'テストモード'をオンにします。
'テストモード'をオンにすると、現在設定されているすべての支払いプロバイダーが 'テストモード'に切り替わります。 テストモードでPaystackを使用してトランザクションを成功させると、PaystackSandboxアカウントで'トランザクション'を見つけることができるはずです。すべてが正常に機能している場合は、SuperSaaSのテストモードをオフにすることができます。
Custom payment gateway
ここに記載されていない別のプロバイダーと統合する必要がある場合、または独自の支払いバックエンドを使用する場合は、独自のゲートウェイを追加することができます。 しかし、これにはかなりの技術的熟練が必要であることに注意してください。
英語版の開発用ドキュメントはこちらcustom payment gateway.