ドキュメンテーション

画面上の表示メッセージのカスタマイズ

予約時やユーザー登録時、決済プロセス時などの画面に表示されるメッセージ内容のカスタマイズができます。 メッセージにオートテキストを用いることで、メッセージ生成時に動的な置き換えを行うなど機能的な処理も可能です。

メールやリマインダーなどの通知メッセージ内容もカスタマイズできますが、構文が僅かに異なります。 通知メッセージのカスタマイズに関してはこちらを参照ください。

表示メッセージのカスタマイズ

表示メッセージのカスタマイズは、各スケジュールの設定 > レイアウトから可能です。 ログイン画面やスケジュール上部のホワイトスペース、ブロック中の案内画面など、各所の表示メッセージをカスタマイズできます。
ショップでの表示やヘルプ画面の表示のカスタマイズはアカウントレベルとなり、支払い設定レイアウト設定からのカスタマイズとなります。

メッセージのカスタマイズエディタのツールバーを用いて、リンクや画像の挿入などHTMLコードを書かずに用いることが可能です。
画像の挿入にアップロード機能はありませんので、予めURL指定できるWEB上に挿入したい画像が存在している必要があります。

ツールバー内の< >ボタンを用いて、直接HTMLやJavaScriptなどのコードを入力することも可能です。
たとえば、次の例のようにボタンを表示することも可能です。

<input onclick="window.open('//static.supersaas.net/img/demo_room.jpg', 'Popup', 'width=400,height=300')" type="button" value="Pop-up" />

同様にGoogle Analyticsトラッキングコードをスケジュールに追加する事も可能です。これにより訪問者のより詳細な解析が可能となります。

オートテキストを用いた表示メッセージカスタマイズ

オートテキストはメッセージ内のテキストを動的に置き換えたり、メッセージ生成時の制御指示が可能になります。 たとえば、対象となるユーザーの名前を挿入したり、言語を判定して日本語の時のみメッセージを追加するなどができます。
オートテキストは$から始まる既定語です。 例 $name
以下の表は、表示メッセージで使用可能なオートテキストの一覧です。

表示メッセージ用オートテキスト
オートテキスト概要
$login対象ユーザーのログイン名に置き換わります。
$name可能な場合は、現在ログインしている対象ユーザーのフルネームを書き出します。
$credit対象ユーザーのポイント数に置き換わります。
$shopショップへのリンクに置き換わります
例 “予約の前にポイントを$shopで購入して下さい。”
$agenda対象ユーザーのアカウント内のすべてのスケジュールの予約一覧ページへのリンクに置き換わります。ユーザーとしてログインした場合にのみ機能します。
$autoカスタマイズ前のデフォルトメッセージを挿入します。 通常、デフォルトのテキストは独自のテキストに置き換えられますが、$autoによって、再挿入されます。 誰かが予約を許可されているかどうかに応じて変わるスケジュール上部のデフォルトのテキストに役立ちます。
$su対象ユーザーのSupervisorフィールド内容に置き換わります。
$id対象IDに置き換わります。このオートテキストはチェックアウトとフォーム送信後のメッセージでのみ有効です。
$now現在の時刻に置き換わります。(時差に懸念がある場合、下の$zoneを併記することを推奨します。)
$nowカレンダーに表示されている現在の時刻を書き込みます。“$now $zone” はタイムゾーン名に置き換わります。
$total割引またはデポジットを含む合計金額価格に置き換わります。このオートテキストはチェックアウト画面専用です。
$if "条件" {メッセージ}後述の指定条件を満たしている場合(true)のみ、メッセージが出力されます。
$else {メッセージ}$ifに続けて用いることで、指定条件が満たされなかった場合(false)のみメッセージを出力します。

表示メッセージのカスタマイズはデフォルトの表示内容を上書きします。もし、デフォルトの内容も合わせて表示したい場合は$autoを用いて挿入してください。
ログインしていない時の$login、ポイントシステムを利用していない場合の$creditなど、オートテキストの対象となる情報がない場合はそのオートテキストは無視されて出力されません。

特定の条件が満たされた場合にのみメッセージを表示するには、$ifステートメントを使用できます。次の表は、使用できるさまざまな条件を示しています。

$if で指定できる条件一覧
条件概要
$if user {メッセージ}ユーザーがログイン状態である場合のみメッセージが表示されます。
$if out {メッセージ}ユーザーがログイン状態でない場合のみメッセージが表示されます。
$if shared {メッセージ}アクセス制限の共有パスワードでログインしている状態である場合のみメッセージが表示されます。
$if admin {メッセージ}管理者もしくはSuperuserである場合のみメッセージが表示されます。
$if XX {メッセージ}表示が指定の言語コードである場合のみメッセージが表示されます。
$if paid {メッセージ}支払い処理に成功した場合のみメッセージが表示されます。この条件はチェックアウト画面専用です。
$if mobile {メッセージ}モバイル版表示状態である場合のみメッセージが表示されます。
$if desktop {メッセージ}デスクトップ版表示状態である場合のみメッセージが表示されます。
$if calendar {メッセージ}カレンダー表示画面(日、週、月)である場合のみメッセージが表示されます。
$if view {メッセージ}指定の表示形式である場合のみメッセージが表示されます。表示形式はfree(予約可能)、 agenda(予定)、day(日)、 week(週)、 month(月)から指定できます。

動的メッセージの一般的な使用法として、言語コードを指定した制御が可能ですので、言語に依存したメッセージ表示が可能です。 条件として指定する言語コードは、ENDEESといった2文字のISOコード表記で指定します。次のように使用できます。

$if JA {おはようございます $login}
$if EN {Good morning $login}
$if DE {Guten Morgen $login}

$ifステートメントのその他の使用法は、ログイン状態を判定できますので、訪問者がサインインしたかどうかに応じて独自の異なるメッセージを表示することも可能です。

$if out {まずサインインして下さい、又はアカウントをお持ちでなければ作成して下さい。}
$if user {ようこそ $loginさん!}

$ifステートメントは、HTMLモードでも使用できます。 これにより、たとえば、チェックアウトページにトラッキングコードを条件付きで含めることができます。

$if paid {お支払い有難うございます, $name <script>…</script>}
画面上の表示メッセージとは別に、自動テキストは電子メールメッセージでも使用できますが、画面上の表示メッセージのカスタマイズと、メール通知のメッセージのカスタマイズはその仕様が異なります。カスタマイズを実装する際はそれぞれの設定方法を十分にご理解ください。画面上のメッセージに使用できるオートテキストについては、上の表を参照してください。